ぽやっとの日記

地方在住、日々のあれこれ

満月は滅多にない?

2023年9月29日(金)。

中秋の名月ということで月見をしようと家族で外に出た。

私の地元は晴れていて、暑くもなく寒くもない。虫の声もよく聞こえる。まさにお月見日和。

丸い月のまぶしいくらいの光を見ながら「めったにない満月だ!」とはしゃぐ子どもに「めったにないなんてことはないでしょう」と返して自分の間違いに気付いた。

子どもの頃、習った月の満ち欠け。あれ、満月の日って月に一度だったか。

スマホで検索してみると月の満ち欠けは約29.5日と出てきた。

そうか、満月はほぼ月に1回。1年にたった12回なのか。曇りや雨で満月が見られない日があることも考えると見ることができる回数はもっと減る。ちなみに次に中秋の名月が満月になるのは7年後とのこと。

満月は滅多にないものだった。そして今夜の中秋の名月はなかなかに貴重なものだった。

なるほど。子どもの感覚が正しい。では何度も満月を見たと思っていた私の感覚はどこから来たのだろう。

ああ、もしかしたら年齢を重ねたからなのか。だって年齢かける12回のチャンスがある。天候が悪くて満月を見られない月があったとしても例えば年に平均6回、満月の日が晴れだったとして年齢を掛け算したら20歳までで120回満月を見ることができる計算。いや、待て。物心つく前はノーカンだ。だとしても100回くらい。ほ~ら、こうなると滅多にないって感覚は鈍ってくるよね?

と、まあ、あれこれ考えたところで言い訳にすぎない。

年齢と共に鈍った自身の感覚に気付かされた秋の夜だった。

うん、月見団子代わりに近所の和菓子屋さんで準備したみたらし団子が美味しい。