火力が強いのでは?
夫がカレーやシチューを作ると私が作るものに比べて「もったり」している。とろみが多いと言えばよいのだろうか?
ジャガイモが溶けている? それとも水が少ない?
スプーンですくうジャガイモは柔らかいけれど煮崩れたというほどではない。水の量を確かめたけれどルーの箱に記載されている通りの分量を入れている。けれど同じ鍋で、同じルーで、同じ量の水で作っているのに夫が作るともったりする。
夫婦で「不思議だね」と言い合っていた。
そんな今日。私は夫の作ったハヤシライスのルーを温めた。いつものように私が作るよりもったりしているルーの入った鍋をガスコンロの上に置いて火で温める。鍋がぐつぐつ言い始めたところでかき混ぜると底が焦げている。
鍋の底、よく焦がしてるけど今日はいつもより焦がしてるな~。この鍋は底が薄いタイプで本当はパスタや野菜を茹でる用に使って欲しいな。煮込み料理用に底の厚い鍋があるのにな~。ああ、でもその鍋でよく吹きこぼすからこっちを使っているのかな?
何て思った瞬間、一つの憶測が閃いた。
もしかして作る時の火力が強い? そのせいで夫の作るカレーやシチュー、ハヤシライスは水分が飛んでもったりしているのでは?
そこからは、もう自分の憶測を補強するエピソードしか思いつかない。
だからいつも鍋の底に焦げがついているし、しょっちゅう吹きこぼすのかな? うん、料理している時に何度か火が強いと言ったこともあったね。
とりあえず夕ご飯の準備をしながら考える。
さて、このことを夫に言うのか言わないのか。いや、すごく言いたい。けれどもなぁ。